本センターでは、昨年度に引き続き、滋賀県立膳所高等学校との高大連携プロジェクトの一環として、2020年9月11日（金）に特別授業を行いました。新型コロナウィルス対策の影響もあって、今年度は膳所高校での講義でしたが、当日は、対象生徒の15名全員が参加しました。

出土資料を観察しながら考古学という研究分野の考え方や資料の見方を概説するとともに、埴輪の割れ方の観察から古墳の破壊を導くという最新の研究について講義しました。
出席した生徒からは、「実物を見ることができ、その作り方や素材、色だけではなく、壊れ方という点から遺物を実際に観察するというのが面白かったです。」といった感想も寄せられ、資料には多様な見方があることを実感してもらいました。