遺跡の調査

吉田キャンパス及び附属施設内における建物新営やその他掘削工事予定地の調査は、これまで知られている遺跡との関係や過去の調査結果より、発掘、試掘、立合にわけておこなっている。その際、広大な吉田キャンパスでは、国土座標(旧日本測地系第Ⅵ座標系)にしたがって一辺50mの方形の地区割りをし、アルファベット2文字(南から北へAA……AZ、BA、BB、……)と2桁の数字の組合せで遺跡の位置を表示している。これらは、位置関係が把握しやすいように、先頭文字がBではじまる地区は今出川通以北の北部構内、数字が20以下は東大路通以西の医学部・病院構内となっている。
調査の成果は、出土資料の整理と検討が終了したものから、各年度ごとの調査研究年報として成果を刊行するとともに、必要に応じて、より詳細な分析を加えた報告書の作成を継続しておこなっている。

【京都大学吉田キャンパスの地区割と調査地点】
京都大学吉田キャンパスの地区割と調査地点
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