資料室
9.平安時代の経塚遺構

遺跡名・調査区
京都大学吉田南構内 AR24区
調査期間
2001年10月1日~2002年5月2日
概要
平安後期の経塚は、九州地方に分布する青銅製の四段積上式経筒を用いた珍しい事例である。調査地は、中世以降も溝や柵で囲まれた特異な空間であり、山上遷座前の吉田社旧社地に相当する可能性が高い。
また、下層からは縄文後期と弥生前期を中心とする遺物が大量に出土した。弥生前期では、西南方にある水田に対応した居住域に相当するであろう。
文献
京都大学構内遺跡調査研究年報 2001年度
特記事項
なし