10-1.弥生時代の水田遺構

弥生時代前期の水田遺構
【弥生時代前期の水田遺構】
遺跡名・調査区

京都大学吉田南構内 AO22区

調査期間

1993年11月11日~1994年9月22日

概要

1993~94年度にかけての総合人間学部構内(現吉田南構内)の調査では、各時代の多様な遺構と多くの遺物が発見された。中でも弥生時代の水田は洪水砂に覆われてほぼ完全な形で遺存していた。
また5~6世紀の方形墳もみつかっており、北側のAP22区とあわせるとこの時代の方形墳は6基を数え、「吉田二本松古墳群」として捉えることが可能である。

文献

京都大学構内遺跡調査研究年報 1995年度

特記事項

なし

10-2.古墳時代の方形墳・平安時代の梵鐘鋳造坑

二重の濠をもつ古墳
【二重の濠をもつ古墳】
平安時代中期の梵鐘鋳造坑
【平安時代中期の梵鐘鋳造坑】
遺跡名・調査区

京都大学吉田南構内 AP22区

調査期間

昭和56年11月20日~昭和57年5月8日

概要

昭和56~57年にかけての吉田食堂新営に伴う発掘調査で古墳時代中期の5基の方形墳、平安時代中期の梵鐘鋳造坑2基などが発見された。
梵鐘鋳造坑は現地に埋め戻して保存し、昭和58年度に遺構の模型と説明板を設置した。南に隣接するAO22区の調査でも4基の梵鐘鋳造坑を検出しており、鋳造関連遺跡として大規模なものであるといえる。

文献

京都大学構内遺跡調査研究年報 昭和57年度

特記事項

京都大学吉田南構内・生協吉田食堂側に梵鐘鋳造坑の模型と説明板を設置。

ページトップへ戻る