発掘速報
京都大学医学部構内 吉田橘町遺跡(2024年度)
2025年02月19日(水) 表土・撹乱の除去が終わりました


機械と人力を併用した表土と撹乱の除去作業が終わり、平板測量によりその状況の平面図作成をおこないました(写真1・東から)。
また、全域を清掃して全景写真を撮影しました(写真2・南東から)。
撹乱により滅失した近世の層は、調査区のおよそ2/3程度に及んでいますが、その下部の中世の層は半ば近く残存しており、遺構とおぼしき断面や遺物の包含が多く確認されます。
以後、まずは上部の近世層から掘り下げて遺構の検出へと、順を追って進めていきます。