発掘速報
京都大学北部構内 北白川追分町遺跡(2025年度)
2025年11月19日(水) 集石遺構の確認
調査全体では中世以前の遺物包含層の掘り下げや遺構の探索へと進んでいます。
優先的に掘り下げている遺構のなかには、中世段階の可能性を考えて掘削を保留していたものがあり、ここで紹介する集石遺構も、そうしたものとなります。
調査区には、調査前に演習林内を南北にはしっていた道やそれに先行する埋没流路や路面状の遺構が確認されていましたが(9月26日・10月14日参照)、その南延長にあたる部分の東岸部で、おおぶりの礫が密集する集石が10mあまりにわたって検出されました(写真)。
近世に下る遺物も交えているため、その時期の遺構とわかりました。 護岸や土留めとするにはややまとまりがなく、性格特定に至りませんが、開墾にあたり障害となる礫などを窪みに集中的に遺棄したものなのかもしれません。