京都大学北部構内 北白川追分町遺跡(2025年度)

最新情報
2026年02月03日(火) 発掘調査を終了いたしました
現地公開の様子(南から)
【写真1 現地公開の様子(南から)】
石組の井筒検出状況(南から)
【写真2 石組の井筒検出状況(南から)】
砂取穴断面の計測作業(東から)
【写真3 砂取穴断面の計測作業(東から)】
壁面成形工事の立会状況(南から)
【写真4 壁面成形工事の立会状況(南から)】

調査地の基盤層と想定される砂層の下部を確認する断ち割りや、周囲の壁面沿いでの分層作業など、最終の確認作業に目処がつきましたので、1月30日(金)のお昼休みを利用して、フィールド科学研究所・演習林北白川試験地など北部構内の関係する教職員の方々を中心に現地の公開と調査経過の説明をしました(写真1)。

最終面で輪郭が把握されていた近世の井戸状の遺構については(1月21日参照)、その後内部を1.5m程度掘り下げたところで円形にめぐる石組が検出されました(写真2)。
ただそれより下部には石組も、水溜の施設も検出されませんでした。 大学以前にこの深度で湧水があったとは想像しにくいので、農耕用の溜井のようなものであったのかと考えています。

また、調査区の南辺では、中世以降に白色の砂を採掘した砂取穴が見つかっており、深度があるため未掘のままでしたが、壁面際では底部を確認して断面記録を作成しました (写真3)。

以上をもって埋蔵文化財の発掘調査として必要な作業はすべて終了しました。
残暑の9月からの長期にわたって作業にあたられた作業員や関連業者のみなさん、また施設部をはじめとする学内関係部局の方々に、あらためて厚く御礼申し上げます。

調査地では、今しばらく土留めの矢板はめ込みなど壁面成形がおこなわれるため、適宜立会をおこなっています(写真4)。
また、出土遺物の洗浄と接合、選別、実測などの整理作業も逐次進めていきます。ひき続きご理解とご協力を賜りますよう、よろしく御願い申し上げます。

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