京都大学北部構内 北白川追分町遺跡(2025年度)

2025年10月24日(金) 近世~近代の遺構調査を進めています
作業中の調査区(北から)
【写真1 作業中の調査区(北から)】
畝状の高まりの検出状況(南から)
【写真2 畝状の高まりの検出状況(南から)】
掘削している際の根の状態(東から)
【写真3 掘削している際の根の状態(東から)】

近世~近代とみられる遺物包含層の掘り下げと遺構の検出が、調査区中央付近まで進み、見つかった遺構も順次掘りすすめています(写真1)。
多くは小さな不整円形の浅い落ち込みであり、建物の柱や柵などの痕跡という雰囲気は感じられません。

また、南北・東西方向にはしる幅30㎝程度の畝状の高まりもみつかってきています(写真2)。
演習林となる前に水田などであったことを示す遺構といえますが、上面や周囲には著しく撹乱が及んでいて、遺存はすこぶる悪い状態です。

今回見つかっているこうした撹乱や遺構の多くは、調査前に現地に生えていた植栽の根株が影響しているものも多いとみられ、掘り下げや遺構の精査の過程では、密集する根に悩まされています(写真3)。
平面的に削って遺構を探すことが困難であるだけでなく、土層が撹拌されていて安定した遺構検出面そのものを見いだすことにも難渋するからです。

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